ハイブリッド車とディーゼル車
日欧の低公害車比較
近年、自動車の排出ガスによる環境汚染や、化石燃料の枯渇によるガソリン価格の高騰が世界中で深刻な問題になっている。そこで世界の自動車メーカーは競って低公害車の研究に取り組み、電気自動車やハイブリッド車などを開発してきた。日本ではトヨタが1997年に世界初の量産型ハイブリッド車であるプリウスを発売して以来、ホンダや日産などの自動車メーカーでもハイブリッド車の販売し、車種も増やしている。
ハイブリッド車の販売が増える中、一方で低公害車として注目を集めているのがディーゼル車である。ディーゼル車といえばかつて黒煙や汚いガスを排出しながら走行していた車であり、日本ではまだハイブリッド車と比較して低公害のイメージは定着していない。しかし、ディーゼルは近年の技術開発により大幅に改善され、有害物質の排出は9割以上も減少している。またディーゼルは熱効率に優れ、ガソリンより低燃費が期待できる。高速走行に適し、耐久性がよい、そしてガソリンより低価格で二酸化炭素の排出量が少ない点でも優れている。
日本ではハイブリッド車と比較するとディーゼル乗用車の販売はまだ少数だが、欧州では環境に優しいというイメージが定着しており、販売される新車の半分近くがディーゼル車というほどの人気である。ディーゼルが低公害となった現在、ディーゼルと電気を組み合わせたハイブリッド車が研究されている。ディーゼルと電気によるディーゼル・ハイブリッド車は、低公害である上にハイパワーを持った優れたハイブリッド車として活躍することが期待されている。